題字:Ms S.T.


〜プロローグ・4級獲得〜

スキーを始めたのが1996年1月
そして1997年1月、黒姫高原で、僕は、「一枚板」をはいていました。
会社を辞めたばっかりで、時間があったので、平日を利用した、検定パック。まあ平日を利用したので単独で参加だったのですが、まあ他に来る人たちに混ぜてもらおうと思っていたらツアー参加人数一人X3組・・・
実は、インドア(SSAWSで3時間、狭山で2日)で滑っていたので、もうちょっと何とかなると思っていたんですが、そこは、氷のパラダイス、「パキッ」と凍ったバーンでは なんと、ほとんど立つことすら出来ない。
こんなはずじゃない!負けず嫌いなのですごく悔しい!挙げ句の果てにイケイケにーちゃんのお約束、逆エッジで頭を強打、昼御飯は全部もどすは、(実は結構恐いことです。東京大学 脳神経外科 藤巻高光 先生のページに警告が有ります。是非お立寄り下さい。) ちょっと滑れるようになったらどう転んだのか、右足首をねじって、階段を下りるとき今度は足首が「パキッ」!(おれたわけではないのですがこの「パキッ」はその後3月いっぱいぐらい階段などで聞こえました。)スクールの主任に「後傾してもダメ、前には倒れないから、ターンで、しっかり抜重して先落としして・・・」と言われて、限度の分からない馬鹿は、板が後ろにすっぽぬけ脇腹から谷側のバーンにたたきつけられた。(ここも3ヶ月ぐらいくしゃみのたんびに電気が走ってました。)
それでもスクールの皆さんのおかげで、4級をとれました。お察知の通り大したことではないんですが「ちょっと」うれしかったのは事実。
これが、はまりの第一歩だった。
そのとき帰りに、下の写真のみんなで「来月の休日にかかる時(2/11)もまた来たいなあ」などと言って分かれたのでした。

(左から)ROOTSこと私・四国より単身乗り込んできた「姫」Ms.S.H.・硬軟両刀まじめなMr.M.T.
この時来ていた「もう一人」が連絡先を聞いていませんでした。
「リーダー」。万が一このページをみたら連絡ください。

〜第一章・発症〜

翌2月。上の写真の3人は、その間一回も連絡取っていなかったのに、みんな、黒姫にいた。しかも、前回は別のツアーであったので別の宿だった大阪経由の姫もフリープランで、宿までいっしょ・・・
スクールでも、もうワンセットみたいに言われる始末。(本人達は、結構楽しんでる。)まあそういった状況だったので、他の二人、(当然1人X2組)もほとんど一固まり。
(左から)卒業間近のMs.T.M.、 私、受験生の娘さんをのこし「滑りに」きた「お父さん」Mr.A.K.

スクールに入って検定を受けたのですが、そっちは残念なながら上手く行かなかった(ショートターンで失敗した・・・)のですが、毎日ほとんど雪が降って、ゲレンデのコンディションは最高!少しづつギャップを使って飛んだり跳ねたりして遊んでいたのですが(だから検定は落ちたのかもしれない。)もうほとんど頭からまっ逆さまに落ちても(例えではなくて、本当に何回かやったんですけどね・・・)痛くないような雪質で、とってもすばらしい3日間でした。
ゲレンデとゲレンデのバイパスなどは、もうだっれもいない。当然どこまでがゲレンデで、どこからが、ゲレンデの縁なのかが分からない。ちょっと転ぶと前進まない。(楽しすぎる!)
このとき、雪不足で設営が遅れていたというボーダークロス用のコースにも入りました。もちろん3級も落ちているような奴なので、滑りこなすのは全く無理な話とはいえ、バンクなどで気分を味わったりはできました。
このときに、こんな無謀なへたっぴに「ワンポイント」アドバイスをくださった。インストラクターのMr.A.J.いわく
「重心を低くしておいた方がいいよ。」
「あ、そうなんですか。」
「転んだ時にダメージ小さいから。」
「・・・・・・・」
このMr.A.J.は、圧倒的にアルペンの板の多い技術戦にフリースタイルのボードで挑みフリースタイラーとしては最高位の12位を獲得された方なのですが、 最近偶然得た情報によると4月にボーダークロスで、かなりの怪我をされたそうです。
貴重なアドバイス、今後も肝に銘じて、安全なライダーを目指します。
さあ、この段階で、「3級を取らないうちに、このシーズンを終わるわけには行かないでしょう。」

〜第二章・共生〜

2月の検定のあと、熱病のように雪山を夢見ていました。残念ながら、貯金も底をつくのと逆にボチボチと仕事を始めた所だったので、時間もなく、じりじりと時が過ぎてゆきついに3月の祝日がらみにラストチャンスとばかりに3回目の黒姫へ。
この時は、Mr.M.T.は、直前でキャンセルになってしまったとのことだったが、「姫」そして、スクールのパックではない物の、やはり1月2月の検定の時に一緒だった、アルペンライダーMr.T.D.もいて、何かもうすでにスノーボードスクールと言うより「学校」みたい。
写真に写っていない方、(Ms.M.M., Mr.T.D.,Mr.H.H.) お元気ですか?

(テーブルの
左手前より)
Ms.N.K.
Namizaki
Mr.M.J.
Ms.S.T.
Mr.K.A.
(右奥より)
Mr.O.N.
Ms.S.F.
Ms.I.A.
 それにしてもこの時期としては暖かいそうで(はじめに書いたように、「ゲレンデ」という所に来たのは、今年で2シーズン目なので。)日中は、ベシャベシャに溶けて天気が良い分、夜、「パキッ」と凍る状態。
 ただ、このころになると、私もそこそこ滑れるようになってきてたので、朝一の圧雪のかかったフラットなゲレンデのスピード感も楽しくなっていたし、スクールも今回は少人数で、みっちり教えてもらった。
 そして、最終日(この日が、このシーズンのスノーボードの最終日でもあった。)前回、二月に来たときのポイントに、ロングターン、ショートターン共にPOINT UPしての3級獲得。
 そんなに難しい科目ではないし、そこそこ自信があったので、3級がとれたという事より、特に合格の発表後に、インストラクターの先生や、検定員の先生(スクールの校長先生でもありました。)に、「はじめが始め(何せビギナーでしたから・・・)だったからとっても上手くなったね、また来年おいでね。
と、言ってもらったのが本当にうれしかった。いい年したおっさんのくせに泣きそうになった。
 このころには、けがも一通り良くなっていた。
 ここで知り合った仲間もできた。
 もう、スノーボードなしでは生きていけない・・・

〜エピローグ・後遺症〜

所見:
 思ったこと、思っていること。
  1. 早く雪が降らないかなあと思ってる。3級ぐらいじゃ大した役には立たないと思うけど、来シーズンはどっかのスクールの受け付けとかの仕事がないだろうかと思っている。
  2. 皆様へ、Snowboardは面白い。そりゃー転べば痛いし、痛いって言うことは怪我の可能性もあると思う。でも、(特にスキーヤーの皆様)食わず嫌いは良くない。興味があれば、しり込みしないでやってみてほしい。僕もそうだったし、そんな人たちといっぱいあったので、「大丈夫」と自信を持って言える。
  3. ゲレンデでタバコの投げ捨てだけはいけない。リフトの上から鳥や兎の足跡を見た。動物が、タバコの吸殻を口にすると、深刻な中毒症状を起こすそうです。またフィルタは、生分解されにくく、雪解けのあとリフトの下などは、フィルタだらけになるそうです。「ショートホープなら良いのか」などとへりくつを言わないでください。そういう人はかっこわるいです。
  4. Goodマナーのスキーヤーの皆様へ、確かにスノーボーダーの方が、マナーの平均値が低いように思う。たぶん年齢層が若い分、と、言うよりマナーを教える良き「先輩」がいないからだと思う。「むかつく」事が多いと思うけど、むかついてる相手に何言われてもしかとしてしまうので、スキーヤーのマナーの悪い奴に常識を教えてあげる時と同じように「恥を知れ」の精神で「説教」してください。
  5. スノーボーダーと比べて「あれあれ?」と思う場所。リフト待ち。そりゃ板を交互に動かせる分、前に出たいんだろうけど、スーパーのレジに並ぶ時だってあんなに割り込まないだろ。「スノーボーダーはマナーが悪いからリフト待ちの時はスキーヤーは何しても良いんだ」とか思ってないか?やられたらやり返すになっちゃうから、勘弁してください。また割り込んだ方は気になんないかもしんないけど、割り込まれた方は、「そいつ」の背中をずっと見てなきゃなんないと思うとかわいそうでしょ。
  6. みんなは夏場はどうしてるんだろう。みんながみんなNZにいるとは思えないし、値下げするぐらいだからそんなにSSAWSが繁盛しているとは思えないし・・・ちなみに私はSKIMBOARDを始めようと思っている。これもちょっとはまりそうなので、はまりそうな人は、是非お立ち寄りください。

***トリックのムービー公開中***


大西 喜章さんの「ワールドリンク」の、大西さんご自身のページです。
各種トリックのムービーがあります。
スノーボード雑誌の連続写真より絶対参考になりますので、是非一度。

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